楽団紹介

トラオムとは

2016年9月に愛知県で創設されたオーケストラ。

メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」を劇付随音楽という演奏機会の極めて少ない形式で演奏すべく、愛知県の大学を中心とした様々な場で音楽を営んできた有志の演奏家が集まったのがはじまりです。

“トラオム”はドイツ語で「夢」を意味する”Traum”にちなんでいます。

理念

「ホールという空間を“夢”で包み込む」

これが私達の理念です。

オーケストラの演奏会に行くと、まれに自分がどこにいるのかすら忘れてしまうような不思議な瞬間が訪れることがあります。
そんな凄まじい感動を味わった演奏会の後は、いつも「さっきまで夢の中にいたのかな」と感じさせられます。
私達トラオム祝祭管弦楽団はそんな「夢」のような感動をお客さんとともに味わえるような演奏会を創りたいと願っています。

この理念には、そんな想いを込めているのです。

基本的価値観

今やってることでもっと良くできることはないか、勝手に無理と決め込んで可能性を狭めていないか、そう確認しながら「やりたいこと」へと挑戦していきます。
壁が現れたら乗り越える可能性を探し、無いものは創ります。

誰かが「こうしなさい」と言ったものに「はい」と一言で全員が従うスタイルはここにはありません。
一人ひとりが創造力を発揮し、みんなの「やりたいこと」を磨きあって一つの作品を創り上げます。

我を忘れるような感動に出会う瞬間。
生の作品に触れる人はオーディエンスもパフォーマーも、稀にしか訪れない感動の瞬間を求めています。
そんな瞬間を創ることに強くこだわり、常に最高を探求し続けます。

ご挨拶

代表 吉川 重輝

「今僕の頭を横切った恐ろしいけどおもしろすぎる案を言っていい?」

……そんな米本の発言で提案されたのが、メンデルスゾーンの劇付随音楽『夏の夜の夢』の演奏会でした。この場合の「恐ろしいけど&言っていい?」には確認としての役割はありません。総監督米本明の中では決定です。中高6年間で親交を深めた私には分かります、彼の中では決定です。それに対し「おっけー」なんて二つ返事で済ませられるはずがありません。しかし、その企画に惹かれ実現させたい自分がいたのは否めません。

ここ愛知県にはたくさんの数のアマチュア・オーケストラがあります。中学高校の部活動やジュニア・オーケストラもその一つです。東海地区の大学オーケストラが集結するオケ連をはじめ、学生の有志団体による演奏会は後を絶ちません。こうしたオーケストラでの活動を通じた仲間や、大学で共に音楽を勉強する仲間を集め、トラオム祝祭管弦楽団は発足しました。

「常識にとらわれない」という言葉は一見すると非常識者の言い訳のようですが、これこそ芸術分野の本質ではないでしょうか。想像を超えた体験は人を魅了します。非日常的な刺激を与えることが私の使命です。

このトラオムで出会った仲間一人一人が輝き続けることの出来る、団員自らの意志を発信することでお互いが切磋琢磨していくことが出来る、そして皆が皆を誇りに思い高めあっていく、そんな団体であってほしいと私は思います。

演奏者にも聴衆にも‘‘夢’’を届けたい。はっとするような瞬間を私は追い続けます。

トラオム祝祭管弦楽団代表 吉川重輝

総監督 米本 明

「指揮者の役割はホールにいるすべての人を楽しませることだ。」

20世紀を代表する指揮者であるレナード・バーンスタインは小澤征爾との対談の中でそのように語っています。

トラオム祝祭管弦楽団のはじまりは、「指揮が振りたい!」そして「もっと多くの人にクラシック音楽を聴いてほしい」と願う私のわがままからでした。
しかし、わがままだけはオーケストラはできませんでした。
「本当にホールにいるすべての人を楽しませることのできるオーケストラを作るために、度肝を抜くようなことをしよう!」
こうして決まったプログラムがメンデルスゾーンの劇付随音楽「夏の夜の夢」でした。

この一風変わった企画のために集まってくれた個性豊かで素晴らしい演奏者によって『トラオム祝祭管弦楽団』が誕生することになります。

トラオムが目指すのは「ホールという空間を夢で包む」そんな音楽です。

科学技術が発達し、様々な娯楽が存在する現在においても、何十、何百もの演奏者が生の音を奏で、ホールの空気やそこにいる人の心を震わせたときの感動は代え難いものです。オーケストラの演奏会では、稀に自分が世界のどこにいて何者であるのかなどどうでもよくなるような瞬間が訪れます。
オーケストラはそのような力を秘めているのです。

トラオム祝祭管弦楽団はそんな瞬間を常に追い続け、ホールにいるすべての人に向けて「夢」を描き続けます!

トラオム祝祭管弦楽団総監督    米本 明

コンサートマスター 小栗 敬史

1stヴァイオリンの1番前の客席側。そこが私の座る席です。

指揮者と客席に誰よりも近い席。オーケストラを一望できる席。そして奏者全員から見える席。
私がその席で為すべきことはただ1つ、ホールにいる全ての人を1つに繋ぐこと。それは奏者と指揮者を繋ぐこと。そしてなにより舞台と客席を繋ぐこと。ホール中の人の心が1つになった時、ホールは夢で包まれます。

我々トラオムが目指すのはホールにいる人全員が満足する音楽です。それは奏者の自己満足でもなく、観客におもねる訳でもない。「全員が」満足する音楽です。全員が満足できる演奏を作り上げることが私の使命であり、私の“夢”です。

トラオム祝祭管弦楽団コンサートマスター 小栗敬史